海外に就職って今からでもできる?
つまらない人生は嫌だ…
海外転職のメリットやデメリットを知っておきたい
結論、海外に転職するならメリットとデメリットを確認してから動き出すのがおすすめ。
すぐに知りたい方は「メリット」「デメリット」をチェックしてみましょう。
また、今すぐ動き出したい方は「おすすめ転職エージェント」の記事を読んで、相談するのがおすすめです。
実際、外務省のデータでもコロナ禍前の2019年までは、海外の在留邦人は増え続けています。
世界的な流行病が落ち着いた今こそ、海外で挑戦する絶好のチャンスです。
本記事を参考に海外転職にチャレンジし、内定を獲得できれば、ワクワクできる日々が手に入りますよ!
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
JAC リクルートメント | ・30代〜50代の海外転職に幅広く対応できる ・海外11カ国に拠点があり現地の情報がわかる |
ビズリーチ | ・企業からの直接スカウトを受けられる ・海外の求人が4,000件以上ある |
ランスタッド | ・外資系企業の日本支社なのでそもそも海外に強い ・正社員だけでなく派遣から働きはじめられる |
Q 海外で就職するにはどんな方法がある?
A 以下の5つがおもな方法です。
上記の方法は、スキルや目的によってどれを選ぶかが変わります。
たとえば日本の企業の古い体質が嫌な方は、実際に現地に行かずとも、リモートワークで海外企業に勤務する方法でもよいでしょう。
まだ20代で、海外の文化を体感しながら就職したいという方は、ワーキングホリデーがおすすめ。
そのほか詳しい説明は、上記のリストで気になる項目をクリックしてください。
Q 海外就職のデメリットは何?
A 以下の3つです。
とくに欧米の企業であれば、突然の解雇もありうるため、長期的なキャリアパスが見えにくいデメリットがあります。
どの国の企業を選ぶかによっても変わってくるため、慎重な判断が必要です。
Q 反対に海外就職のメリットは?
A 以下の4つです。
上記に加え、平凡な生き方では味わえないワクワクがあるのもメリットの一つでしょう。
普通が嫌いな方におすすめなチャレンジです。
海外と日本の就職活動の違い3つ
海外と日本の就職活動では、以下のような違いが見られます。
項目 | 日本 | 海外 |
---|---|---|
採用時期 | ・新卒の一括採用が主流 ・中途採用は通年 | 新卒でも通年での採用が一般的 |
選考のプロセス | ・筆記試験 ・複数回の面接 | ・実務経験や学歴を重視 |
重視されるポイント | ・熱意 ・協調性 ・長期的な成長 | ・専門性 ・即戦力になれる実績 |
どちらにも長所と短所があり、優劣はありません。
なお、どのような実務経験やスキルが就職に役立つかは「スキルアップと資格取得」で解説しています。
これから準備を始めようという方は、ぜひご一読ください。
海外で就職する5つの方法
海外で就職する方法は、おもに以下の5つです。
上記の方法は、スキルや目的によってどれを選ぶかが変わります。
現地企業への直接応募
現地企業のキャリアページを通じて直接応募する方法。
高い語学力と専門スキルが求められますが、自分の希望に最も合った企業を狙えるのが利点です。
ただし、ビザの取得や現地での生活立ち上げなど、すべて自力で行う必要があります。
海外での就労経験やコネクションがあるなら、とくにおすすめの方法です。
それぞれ求められるスキルや雰囲気が千差万別なので、企業の丁寧な選別が成功の鍵となるでしょう。
海外の人材紹介会社の利用
日本ではなく海外の人材紹介会社を利用して、求人を紹介してもらう方法です。
たとえば以下の3社です。
現地の求人情報に詳しい専門家のサポートが得られます。
言語の壁や文化の違いを乗り越えるのに役立つでしょう。
またビザ取得のアドバイスといった、海外就職に関する総合的なサポートを受けられるのも強みの一つです。
なお語学力に関してはIELTS6.0、TOEICで700点ほどあれば、現地で仕事が探せるでしょう。
日本企業の海外支社への転勤
既に勤務している日本企業の海外支社へ異動する方法です。
日本企業なので語学力の要求レベルが比較的ゆるく、安定した形で海外勤務を経験できます。
ビザの取得や住居の手配なども会社がサポートしてくれることが多く、海外勤務の障壁が低いのもメリットの一つです。
また、海外勤務の求人を出している日本企業に転職する方法もありますね。
なお転職でのキャリアアップも狙う方は、海外の求人が豊富な「ビズリーチ」を利用してみましょう。
ワーキングホリデーを経て就職
まずはワーキングホリデーで渡航し、現地での経験を積んだ後に、正式な就職を目指す方法です。
語学力向上と文化適応の時間が得られるのが利点ですね。
現地で実際の労働環境を体験できるため、より良い判断ができます。
ただし、年齢制限があることや、最初は非正規雇用から始まる可能性が高いことに注意が必要です。
長期的な視点を持って計画を立てられるなら、ワーキングホリデーも良い選択肢と言えるでしょう。
リモートワークでの海外企業勤務
物理的な移動を伴わず、日本に居ながら海外企業で働く方法です。
生活の変化を最小限に抑えつつ、国際的なキャリアを築けます。
時差や通信環境の問題はありますが、ビザの心配がなく、比較的容易に始められるのが利点です。
ただし、完全な現地経験は得られないため、将来的な海外移住を考えている場合は、補完的な方法として考えるのが良いでしょう。
【やめとけ】海外就職のデメリット3つ
海外で就職するデメリットは、以下の3つです。
研修制度の不足と即戦力の要求
海外企業では、日本のような充実した新人研修制度が少ないのが現状です。
多くの場合、入社後すぐに即戦力として働くことが求められます。
これは海外企業が、効率性と生産性を重視する傾向が強いためです。
そのため、以下の点がデメリットに感じられるでしょう。
- 研修期間が短い、または全くない場合がある
- 業務に必要なスキルは自己学習が前提である
- 入社直後から成果を求められるプレッシャーがある
上記のデメリットに対処するには、事前に必要なスキルを把握しておき、ポートフォリオを準備するのが重要です。
どのようなポートフォリオが効果的かは、企業の内情を知っている転職エージェントにアドバイスをもらいましょう。
どの転職エージェントが良いかわからない方は、以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
文化や言語の壁によるストレス
言語の違いだけでなく、文化的な差異によるコミュニケーションの難しさがあります。
具体的には、以下のようなストレスを感じるでしょう。
- 文化の違いによる価値観の衝突がある
- 業務上の細かいニュアンスの伝達が難しい
- コミュニケーション不足による孤立感や疎外感を感じる
上記のデメリットについては、現地の文化や慣習を事前に学んでおきましょう。
また、現地の日本人コミュニティに参加して、安らげる場を持っておくのも良い方法です。
キャリアパスの不確実性
国によっては解雇が一般的なケースもあるため、日本のような終身雇用は望めないかもしれません。
たとえば、以下はベトナムで働いていた方の投稿です。
契約が終わる2,3か月前に契約更新の話をしていたのに、契約終了1カ月ちょっと前に「日本人スタッフは要らないと言うことになったので、契約更新しません。」と言われて、急遽無職になり、国外追放されてしまうことになった。私は仕事のためにベトナムに来たので、1カ月前に急に言われても、かなり大がかりな引っ越しが待っていた。
そして、契約更新の話をしていたので、色々書類もそろえ始めていて、本当にショックが大きくて、その先どうしていいのか分からなくなっていた。
引用:note
ある日突然、キャリアパスが狂ってしまう可能性があるのです。
他にも、以下のようなデメリットが考えられます。
- 長期的なキャリア計画が立てにくい
- グローバル経済の変動による雇用の不安定さ
- 日本に帰国後、海外経験が評価されない可能性がある
ある程度キャリアが積み上がってきて、将来的に帰国を検討するなら、日本でのキャリアプランも並行して考えておきましょう。
【おすすめ】海外就職のメリット4つ
反対に、海外で就職するメリットは以下の4つです。
グローバルな経験とスキルの獲得
海外就職の最大のメリットの一つは、グローバルな経験とスキルの獲得です。
国際的な環境で働くことで、世界規模のビジネス感覚や多様な価値観を身につけられるでしょう。
たとえば会議の進め方は日本と異なっており、意見を言わない出席者は考えがなく、仕事ができない人と判断されます。
こういった文化の違いは、日本国内では得難い経験となるはずです。
また、海外の最新技術やビジネス手法に直接触れられるのも魅力の一つ。
グローバルな経験は、帰国後も非常に価値のある資産となって、あなたのキャリアを助けてくれるでしょう。
語学力の向上と異文化理解
海外で働くことで、日常的に外国語を使用する環境に身を置けます。
ビジネスレベルでのコミュニケーション能力が飛躍的に向上するでしょう。
また単に言語を学ぶだけでなく、その国の文化や習慣、ビジネスエチケットなども自然に身につけられます。
異文化理解力は、グローバル社会で活躍する上で非常に重要なスキル。
たとえば、欧米圏で働けば、直接的なコミュニケーションスタイルや、自己主張の重要性を学べるでしょう。
一方でアジア圏では、関係性重視のビジネス文化を体験できます。
キャリアアップの可能性
海外就職は、新たなキャリアの可能性を開くチャンスでもあります。
多くの国では、能力主義の傾向が強く、実力次第で急速なキャリアアップが可能です。
能力主義とは、会社で働く人を評価する時、その人の実力や成果を大切にする考え方です。
年齢や会社にいた期間より、どれだけ良い仕事をしたかで評価します。
また能力主義は、会社に頼らない自立したマインドを育ててくれます。
実際にシンガポールで働く人で、以下のような投稿が見られました。
とくにITやマーケティングの分野では、グローバル企業で経験を積むことで、高度な専門性を身につけられるでしょう。
また、海外での職務経験は、国際的に認められるスキルや資格の取得にもつながります。
グローバル市場での自身の市場価値を高めるきっかけにもなるはずです。
新しい人脈の構築
海外で働くことで、多様な背景を持つ人々と出会い、国際的な人脈を構築できます。
海外まで広がった人脈は、将来のビジネスチャンスに大きな影響を与える可能性もあるでしょう。
たとえば、以下はオーストラリア在住の方の投稿。
海外は能力主義と言われるものの、やはり人と人との関係は重要なようです。
また人脈は単なるビジネス関係だけでなく、生涯の友人と出会えるかもしれません。
国際的な友情は、個人の価値観を広げてくれるでしょうし、人生を豊かにしてくれるはずです。
【やめとけ】海外就職に向いていない人の3つの特徴
以下の特徴に当てはまる方は、海外での就職に向いているでしょう。
変化を好まない人
海外就職は生活のあらゆる面で大きな変化を伴います。
日常生活だけでなく、仕事環境や人間関係の作り方など、多くの面で適応が求められます。
変化に抵抗を感じる人にとっては、このような環境は大きなストレスとなるはずです。
安定した環境を好む人には、海外就職はあまり向いていないでしょう。
言語習得に苦手意識がある人
海外では現地の言語、とくに英語の習得が不可欠です。
言語習得に強い苦手意識がある場合、仕事でのコミュニケーションがうまくいかず、孤立感を味わう可能性が高くなります。
言語の壁は仕事上のコミュニケーションだけでなく、日常生活のあらゆる面に影響するでしょう。
ただし、現時点で英語力が低くても改善しようと考えている場合は諦めなくても大丈夫。
現地でコミュニケーションを図り、英語で話し続ければ、少しずつ上達できるはずです。
リスクを嫌う人
海外就職には以下のようなリスクが伴います。
- 文化的な衝突
- 経済的な不安定さ
- 突然の契約解除のリスク
リスクを過度に恐れ、安全性を最優先する人にとっては、これらの不確実性が大きなストレス要因となるでしょう。
チャレンジよりも安定を求める人には、海外就職は向いていないかもしれません。
【おすすめ】海外就職に向いているの3つの人
反対に、以下のような人は海外での就職に向いています。
チャレンジ精神が旺盛な人
チャレンジ精神旺盛な人は、海外就職に適しています。
新環境での困難を成長の機会と捉え、積極的に取り組む姿勢が重要です。
言語の壁や文化の違いも、学びのチャンスとして受け入れられるでしょう。
困難を恐れず新しいプロジェクトに挑戦して多くの学びを吸収できる人は、海外の職場で高く評価されます。
このような姿勢は、キャリアアップにつながる可能性が高く、海外での就職に向いています。
コミュニケーション能力が高い人
高いコミュニケーション能力は、海外就職で極めて重要です。
言語や文化の壁がある中で、自分の考えを効果的に伝え、他者の意見を理解する能力が求められます。
非言語コミュニケーションでの意思疎通ができることも重要なポイント。
異なる文化背景を持つ取引先とのやり取りでも、相手の立場を理解し、適切に対応できるでしょう。
コミュニケーションスキルは国際的なビジネスシーンで必須ですし、リーダーシップにもつながります。
異文化に興味がある人
異文化への強い興味は、海外就職成功の鍵です。
新しい文化に触れられることに喜びを感じ、違いを尊重できる人は、海外での生活に早く順応できます。
また、現地のことを理解しようとする姿勢は、職場での人間関係の構築でプラスに働くはずです。
異文化に積極的に関われる人は、仕事でもプライベートでも充実した日々を送れるでしょう。
海外で就職するならおすすめの職種3選
海外での就職を希望する場合は、以下の職種に就くのがおすすめです。
IT・エンジニア
IT・エンジニアは、グローバルで高い需要があり、言語の壁も比較的低い職種です。
具体的には、以下の専門性を持っていると強いでしょう。
- 生成AI
- 機械学習
- サイバーセキュリティ
- AWSなどのクラウドシステム
上記の分野は急成長を遂げており、国籍を問わず優秀な人材が求められています。
また、リモートワークの普及により、海外企業に日本から就職するチャンスも増えています。
マーケティング
グローバル化が進む中、市場に精通したマーケティング専門家の需要が高まっています。
とくに日本企業の海外進出や外資系企業の日本市場参入に伴い、消費者行動を理解したマーケターが求められています。
現在ではリアルなマーケティングだけでなく、WebやSNSマーケティングも重要です。
海外に向けて日本企業をアピールする場合は、外国人のインフルエンサーやモデルを起用したり、海外でよく使われるハッシュタグを使用したりすると認知されやすくなります。
国ごとに人気なSNSは異なるので知識は必要ですが、今まで培ってきたマーケティングスキルを強みに活躍できるでしょう。
日本人向けのサービススタッフ
海外における日本人コミュニティの拡大に伴い、日本人向けのサービスを提供する現地スタッフの需要が増しています。
実際に外務省のデータでもコロナ禍前の2019年までは、海外の在留邦人は増加していました。
以下に仕事の例をあげます。
- 旅行会社
- 不動産会社
- 海外の日系企業
- 日本食レストラン
- 観光業(アクティビティスタッフ)など
上記のような企業において、日本語対応ができるスタッフが求められています。
たとえ英語が苦手でも、日本語学校の教師や日本人駐在員のサポート役などで活躍できるはずです。
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
JAC リクルートメント | ・30代〜50代の海外転職に幅広く対応できる ・海外11カ国に拠点があり現地の情報がわかる |
ビズリーチ | ・企業からの直接スカウトを受けられる ・海外の求人が4,000件以上ある |
ランスタッド | ・外資系企業の日本支社なのでそもそも海外に強い ・正社員だけでなく派遣から働きはじめられる |
就職する国を選ぶ3つのチェックポイント
具体的に就職する国を選ぶなら、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
就労ビザの取得のしやすさ
就労ビザの取得難易度は国によって大きく異なります。
たとえばシンガポールのSパスは取得しやすいですが、企業によって発行数に上限があります。
一方でアメリカのH-1Bビザは抽選制度があり、取得が難しいと言われます。
あなたの希望する国がどのような条件で就労ビザを発行しているか、必ず確認しましょう。
なお、長期的なキャリアプランを考えるなら、永住権の取得条件も確認しておくとよいでしょう。
生活環境と治安
生活環境は仕事のパフォーマンスにも大きく影響します。
以下の環境について、事前に細かくチェックしておきましょう。
- 治安が良い地域
- 1ヶ月の生活費の目安
- 公共交通機関の整備状況
- 医療レベルや保険システム
たとえばシンガポールは治安が良く、インフラも整っていますが、生活コストは高めです。
一方、東南アジアの新興国は生活コストは抑えられますが、インフラ面で課題があります。
また、文化や気候の違いも考慮に入れ、自分のライフスタイルに合った環境を選びましょう。
詳しくわからないときは、海外に強い転職エージェントに調べてもらうのもおすすめです。
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
JAC リクルートメント | ・30代〜50代の海外転職に幅広く対応できる ・海外11カ国に拠点があり現地の情報がわかる |
ビズリーチ | ・企業からの直接スカウトを受けられる ・海外の求人が4,000件以上ある |
ランスタッド | ・外資系企業の日本支社なのでそもそも海外に強い ・正社員だけでなく派遣から働きはじめられる |
日本語の通じやすさ
海外就職を考える際、日本語の通じやすさも重要です。
日系企業が多く進出している国や、日本語学習者が多い国では、日常生活や仕事面でのコミュニケーションが比較的スムーズになります。
たとえば、パラオやハワイなどは日本語が通じやすい傾向があります。
ただし、現地語や英語の習得も並行して進めましょう。
日本語が通じやすい環境は、海外生活への適応を助けてくれる一方で、語学力向上の機会を逃す可能性もあります。
現地の人と生のコミュニケーションをするためにも、一定以上の語学力は欠かせません。
海外就職におすすめの国3選
どの国がいいか迷う方は、以下の3つの国がおすすめです。
治安が良くハイクラス向けなら「シンガポール」
シンガポールは、アジアのビジネスハブとして知られ、多国籍企業が多数進出しています。
外務省データによると、在留邦人人数はおよそ3万人。
比較的小さな国ながら日本人コミュニティが形成されています。
YouTuberの中田敦彦さんが移住していることでも有名ですね。
英語が公用語の一つであり、日系企業も多く進出しているため、日本人が働きやすい環境です。
IT、金融などの企業があり、アジア市場への入り口としての役割も果たしています。
物価の高さはネックですが、東南アジアの中では生活環境も整っているため、海外就職の第一歩としておすすめです。
ワークライフバランスを重視するなら「オーストラリア」
オーストラリアは、2023年の外務省データによると在留邦人人数が約10万人。
海外在留邦人数第3位の国です。
自然豊かで生活環境が良いのも嬉しいですね。
ワーキングホリデー制度を利用して渡航し、その後就職するケースもみられます。
ワーキングホリデーからオーストラリアで就職した方のnoteでは、以下のような投稿が見られました。
仕事に関しては、我ながら驚くほどトントン拍子で物事が進んでいった。到着後2週間で現地の広告代理店での正社員採用が決まり、6ヶ月働いたのち、会社にスポンサーをしていただき、つい最近ワーキングビザを取得した。
もちろん上手くいくことばかりでもない。
最初に住んだ家ではフラットメイトが面倒なおじさんだったので、すぐに引っ越す羽目になったし、オフィスでのカルチャーギャップに悩んだり、休暇で訪れたニュージランドではホームレスの女性にいきなり顔面を殴られたり、、まだ一年も経っていないけど、困難も確かに多かった。
それでも、今のこの刺激的な毎日を想うと、自分を信じて、勇気を出して新しい環境に身を投じたことを褒めてあげたい。
引用:note
多文化社会であるため、外国人に対する寛容度が高く、日本人にとっても適応しやすい環境と言えるでしょう。
IT企業での海外就職を目指すなら「アメリカ」
アメリカは在留邦人人数が40万人以上で、2位の中国のおよそ4倍と、圧倒的な人気を誇ります。
世界最大の経済大国であり、多様な産業と雇用機会があります。
とくにITや金融の分野で世界をリードしており、活躍できればキャリアアップの可能性も高まるでしょう。
IT分野であれば、シリコンバレーを中心としたIT産業の集積地で働くことも可能です。
実際、たとえばこちらのYouTube動画の投稿者は、大学までサッカー推薦で進み、文系学部出身でありながら現在はシリコンバレーで活躍しています。
ただし、就労ビザの取得が比較的難しいという課題もあります。
それでも、アメリカでの就業経験は国際的に高く評価され、将来のキャリアに大きなプラスとなる可能性が高いです。
海外就職の準備と手順3ステップ
実際に海外へ就職する場合、以下の3ステップを踏みましょう。
ステップ1|目標設定とキャリアプランの作成
まず、海外就職の具体的な目標を設定します。
目標があれば、キャリアプランを作成しやすいためです。
具体的には以下の項目を書き出してみましょう。
- どの国で働くか
- どのような業界か
- 何の仕事をしたいか
- 5年後どうなっていたいか
- 10年後どうなっていたいか
これらを明確にします。
書き出しながら、自身の強みや弱みを分析し、海外でのキャリアにどう活かせるか言語化していきます。
言語化が苦手な人は、転職エージェントに登録し、ヒアリングをしてもらうのがおすすめです。
目標が明確になれば、必要な準備や習得すべきスキルも見えてきますよ。
ステップ2|スキルアップと資格取得
海外で競争力を持つためには、専門スキルの向上と必要な資格の取得が不可欠。
語学力(特に英語)の向上は最優先の事項です。
TOEICやIELTSなどの国際的に認知された語学試験で高得点を目指しましょう。
また、専門分野に関連する国際的な資格も強みになります。
たとえばIT分野であればCISCO認定資格、金融分野ではCFAなど。
なお今から海外で活躍するためにITの資格取得を目指すなら、リスキリング補助金を活用できるスクールがおすすめです。
詳しくは、以下で解説しています。
ステップ3|海外に強い就職・転職エージェントの活用
海外に強い転職エージェントを利用すれば、失敗の確率を減らせるうえ、効率的な就職活動が行えます。
提供されるおもなサービスは、以下のとおり。
- 現地の就職についての情報提供
- 具体的な海外企業の紹介
- 応募書類の作成支援
- 英語での面接指導
- 英語ができなくても働ける仕事の紹介
信頼できるエージェントを選び、早い段階から相談を始めることをおすすめします。
すぐに動き出したい方は、以下の3社を利用してみましょう。
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
JAC リクルートメント | ・30代〜50代の海外転職に幅広く対応できる ・海外11カ国に拠点があり現地の情報がわかる |
ビズリーチ | ・企業からの直接スカウトを受けられる ・海外の求人が4,000件以上ある |
ランスタッド | ・外資系企業の日本支社なのでそもそも海外に強い ・正社員だけでなく派遣から働きはじめられる |
なお、より詳しい転職エージェントの解説については、以下の記事が役立ちます。
まとめ|海外就職で新たなキャリアを切り開くなら転職エージェントに相談を
海外での就職は、多くの人にとってワクワクする挑戦である反面、デメリットもあります。
もう一度メリット、デメリットを確認したい方は「メリット」「デメリット」をクリックしてください。
はじめて海外で働く場合は、少しでも不安を解消するために、転職エージェントの活用をおすすめします。
ミスマッチで早期退職につながり「こんなはずではなかった」とならないよう、しっかり準備を進めましょう。
なお迷っている方は、海外11か国に拠点がある「JACリクルートメント」に相談するのがおすすめです。
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
JAC リクルートメント | ・30代〜50代の海外転職に幅広く対応できる ・海外11カ国に拠点があり現地の情報がわかる |
ビズリーチ | ・企業からの直接スカウトを受けられる ・海外の求人が4,000件以上ある |
ランスタッド | ・外資系企業の日本支社なのでそもそも海外に強い ・正社員だけでなく派遣から働きはじめられる |
海外での就職についてよくある質問
- 未経験でも海外に転職は可能ですか?
-
可能ですが、何かしらスキルが必要でしょう。
海外に強いスキルの代表は、プログラマーやエンジニア。
外国語に強くなくても、全世界で活躍できる可能性があります。
もし今からプログラミングを学ぶなら、厚生労働省のリスキリング補助金を利用するのがおすすめ。
以下の記事を参考にして、補助金があるうちに学びはじめましょう。
リスキリング補助金ありのおすすめ個人講座5選!女性向け支援も紹介 個人が使えるリスキリングの補助金はある?女性が使いやすい補助金があったら知りたい補助金の申請で気をつけるポイントは? 結論、リスキリングの補助金なら、Webデザ… - 新卒で海外に就職できますか?
-
可能です。
教育環境が整っていない、文化が違うといったデメリットはありますが、人とは違う経験ができるのでおすすめです。
ただし自力で就職先を見つける難易度が高いので、GJJ海外就職デスクなどの就職サポートを活用してみてください。
- 海外就職では英語スキルがどのくらい必要ですか?
-
IELTS6.0が目安と言われます。
TOEICであれば700点程度ですね。
ただし、海外在住の日本人向けの仕事をするという選択肢もあります。
現地で働きながら英語力を高める方法もあるので、まずは行動を起こすのが重要でしょう。