ADHDで何度も転職を繰り返してしまう
ADHDはどんな仕事が向いている?
ADHDに特化した転職エージェントはある?
この記事に辿り着いたあなたは、転職したいが次の職場が合わなかったら…と不安なのではないだろうか。
結論、ADHDに理解のある転職エージェントを利用すれば、何度も転職をする必要のない天職に出会える可能性が高い。
本記事では、ADHDやグレーゾーンの方におすすめの転職エージェントやADHDに向いている仕事、失敗しない転職のコツを紹介する。
最後まで読めば「自分に合う仕事が見つからず、転職を繰り返してしまう」「仕事で失敗ばかりしてしまう」と悩んでいる方は、自分の特性を活かせる仕事に出会えるはずだ。
初めての転職や就職でどうしたらいいかわからない場合は大手転職エージェントと、業界トップクラスの求人を扱う「atGPエージェント」の併用をおすすめする。
この記事の要約・まとめ
Q ADHDなど障がいがある人の求人の探し方は?
A ADHDに理解のある会社へ転職を希望するなら、障がいのある人向けの求人を多く取り扱うエージェントを利用しよう。
Q ADHDの転職に強い転職エージェントはどこ?
A ADHDに特化した転職エージェント以下の5社だ。
Q ADHDに向いている仕事は?
A ADHDには、以下のクリエイティブな仕事が向いている。
Q ADHDの転職で併用すべきエージェントは?
【特化型】ADHDの転職に強いおすすめ転職エージェント5選
ADHDをはじめとした障がいのある方向けの転職エージェントは、以下の5社だ。
ADHDに理解のある企業への就職を考えるなら、ぜひ登録しておこう。
迷った時は、業界トップクラスの求人を扱う「atGPエージェント」がおすすめだ。
老舗ならではのサポート力なら「atGPエージェント」
おすすめの人 | ・初めて転職する人 ・多くの求人に出会いたい人 ・スカウトサービスを利用したい人 |
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特徴 | ・トップクラスの求人数 ・幅広い転職支援サービスを展開 |
エリア | 全国 |
求人数 | 約1,218件+非公開求人 |
URL | https://www.atgp.jp/agent |
atGPエージェントは、障がい者雇用支援サービス「株式会社ゼネラルパートナーズ」が運営する転職エージェント。
障がい者向けの求人数は業界トップクラスのため、できるだけ多くの求人から探したいという方におすすめだ。
障がいの程度や必要な配慮など、条件に合わせて適切な求人を紹介してくれる。
さらにatGPエージェントは、以下のサービスも展開している。
- 障がいのある新卒向けの転職サイト「atGP就活」
- 専門性の高い障がい者向け「atGPハイクラス」
- スカウトサービスが受けられる「atGP転職」
- 就労移行支援サービス「atGPジョブトレIT・WEB」
どれも転職エージェントと併せて利用できるため、atGPを使えば自分に合った転職活動の方法が見つかるだろう。
スカウトサービスも利用できるので、「すぐに転職は考えていないけれど、いい求人があったら転職したい」と考える方にも最適だ。
障がい者向け求人数なら「LITALICO仕事ナビ」
おすすめの人 | ・1人での転職活動が不安な人 ・初めて障がい者雇用を検討している人 ・スキルを活かして働きたい人 |
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特徴 | ・未経験可の求人が豊富 ・障がい者雇用実績のある企業の求人が充実 |
エリア | 一都三県中心 |
求人数 | 4,164件+非公開求人 |
URL | https://snabi.jp/ |
LITALICO仕事ナビは、ADHDに理解のある企業で働きたい方におすすめの転職エージェントだ。
障がい者雇用実績のある企業の求人が豊富で、設備や配慮の実態が事前にわかるので安心して応募できる。
障がい領域専門の経験豊富なキャリアアドバイザーが、ADHDとどのように向き合って仕事をしていくべきかアドバイスしてくれる点も心強い。
書類添削や面接対策は親身に対応してくれるので、初めての転職でも安心だ。
支援実績で選ぶなら「dodaチャレンジ」
おすすめの人 | ・地方で転職したい人 ・しっかりサポートしてもらいたい人 ・時短・在宅などの条件から選びたい人 |
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特徴 | ・地方の求人も充実 ・障がい者の転職支援実績No1※ ・手厚いサポートでミスマッチが少ない |
エリア | 全国 |
求人数 | 1,474件+非公開求人 |
URL | https://doda.jp/challenge/ |
dodaチャレンジは大手転職エージェント「doda」が運営する、障がい者向け転職エージェントだ。
障がい者の支援実績は業界トップクラスで、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」における調査で障がい者の転職支援実績No1に選ばれている。
求人数も豊富で、幅広い求人は以下の通り。
- 新卒・第二新卒
- ハイキャリア
- 時短勤務
- 在宅勤務
地方の求人も充実しているため、「地方での就職・転職を考えている」という方はぜひ登録しておきたい。
就労後も丁寧なフォローがあり定着率は94%※を誇る。(※公式サイトより)
特性に合わせて業務内容の再編やサポート体制の構築など、企業側に掛け合ってくれることもある。
「長期的な就労を目指したい」「転職を繰り返したくない」という方に心強いサービスだ。
年収アップを目指すなら「ランスタッドチャレンジド」
おすすめの人 | ・年収アップしたい人 ・キャリアアップしたい人 ・スキルを活かして転職したい人 |
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特徴 | ・高収入求人が多い ・大手企業の求人豊富 |
エリア | 全国※首都圏がメイン |
求人数 | 約300件+非公開求人 |
URL | https://www.randstad.co.jp/challenged/ |
ランスタッドチャレンジドは「スキルを活かして転職したい」「専門性を伸ばしたい」という方におすすめ。
世界39か国に拠点を持つ「ランスタッド」が運営する障がい者向けの転職エージェントだ。
大手企業や有名企業、ハイクラス向けの求人が豊富。
キャリアアップ・年収アップを狙える求人が多く、正社員求人も充実している。
エリアは東京都がメインとなるため、首都圏での転職を考える方はぜひ登録しておこう。
企業情報の豊富さなら「エージェント・サーナ」
おすすめの人 | ・関東・関西エリアの人 ・実績あるエージェントに任せたい人 ・転職活動をはやめに終わらせたい人 |
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特徴 | ・31年の実績豊富な転職エージェント ・企業情報が豊富・内定までのスピードが速い |
エリア | 関東・関西 |
求人数 | 非公開 |
URL | https://www.web-sana.com/ |
エージェント・サーナは、「長く働き続けられる職場を見つけたい」という方におすすめ。
障がい者の転職支援サービスとして、31年の歴史ある老舗転職エージェントだ。
老舗なだけあって企業との繋がりが強く、細かい企業情報を保有している。
職場の雰囲気や環境、配慮、期待できる周囲のサポートや理解の度合いなど、安心して働き続けるための情報が豊富だ。
企業を良く知るエージェント・サーナだからこそ内定率も高く、利用者の多くが面談から2か月以内で内定を得ている。(※公式サイトより)
「なかなか自分に合う職場を見つけられない」「転職活動が長引いて困っている」という方はぜひ使ってほしい。
【総合型】ADHDの転職ならまず登録しておきたい大手の転職エージェント4選
大手の転職エージェントの中から、ADHDの方が利用しやすい転職エージェントを、以下の4社ピックアップした。
初めての転職活動で迷う場合は、多くの求人を保有する「リクルートエージェント」に登録するところから始めてみよう。
幅広い業界・職種の中から自分に合う仕事を見つけることができるだろう。
求人数の多さなら「リクルートエージェント」
おすすめの人 | ・多くの求人を見て比較したい人 ・業界最大級の非公開求人が気になる人 |
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特徴 | ・求人数が多い ・「転職支援実績No.1」の実績がある |
公開求人数 | 368,072件(非公開求人数:228,881件) |
公式HP | https://www.r-agent.com/ |
多くの求人からADHDに理解のある企業を見つけたいなら「リクルートエージェント」がおすすめ。
求人数がとにかく多く、公開求人数・非公開求人数ともに、紹介する全エージェントの中で最多である。
どの業界でも多くの求人を紹介してもらえるため、たくさんの求人情報の中からあなたに最適な転職先を一緒に探せるメリットがある。
「どの転職エージェントに登録したら良いか分からない」という方はまず最初に登録しておこう。
サポートの手厚さなら「doda」
おすすめの人 | ・転職先とのミスマッチを減らしたい人 ・自分の市場価値を出来るだけ高めたい人 |
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特徴 | ・転職サイトの併用が可能 ・市場価値チェックツールが利用可能 |
公開求人数 | 228,028件 |
公式HP | https://doda.jp/ |
サポートが手厚い総合型エージェントなら「doda」がおすすめ。
キャリアアドバイザーや採用プロジェクト担当は転職市場や業界、職種の知見が豊富。
転職のサポートはキャリアアドバイザーが、求人応募は採用プロジェクト担当におまかせしている。
キャリアアドバイザーは業種別、エリア別に担当が分かれているので専門性が高い。
求人の質の高さに定評があり、自分に合った求人を紹介してもらいたい方におすすめ。
ブランク可の求人の多さなら「DYM就職」
おすすめの人 | ・就業経験がない人 ・ブランクがある人 ・正社員経験がない人 |
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特徴 | ・20代向けの求人が多い ・フリーター・ニートの就職に強い |
エリア | 全国 |
求人数 | 非公開 |
URL | https://www.dshu.jp/ |
DYM就職は「正社員の経験がない」「転職回数が多い」などの理由で、転職に苦戦している方におすすめのエージェント。
フリーターやニートの就職・転職に特化している。
20代の就職・転職をメインとしており、サポートが充実しているのが魅力。
応募書類の添削や面接対策はもちろん、自己分析の方法や企業の選び方まで丁寧に指導してくれる。
扱う求人のエリアは全国で、周囲のサポートや研修が充実した企業の取り扱いが多い。
ADHDの方はもちろん、グレーゾーンの方にも使いやすい転職エージェントだ。
未経験OKの求人を多く探すなら「ハタラクティブ」
おすすめの人 | ・未経験OKの求人を探している人 ・フリーター・第二新卒の人 |
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特徴 | ・書類通過率96%で転職成功率80%以上の実績がある |
エリア | 全国 |
求人数 | 非公開 |
URL | https://hataractive.jp/ |
紹介求人の約8割が未経験OKのハタラクティブは、利用者の8割が大企業へ就職している。
応募書類の添削や面接対策はもちろん、プロによる適職診断があるので自分に合った求人が探せるのが魅力だ。
実際にハタラクティブの書類通過率は96%以上、内定率80%以上の実績を持っている。
対策は1社ごとに行っているため、アピール方法のコツをつかみやすいのもメリット。
フリーターや第二新卒の方におすすめだ。
ADHDに向いている仕事3選
自分の特性と相性のいい仕事を把握できれば、長く安定して勤められる企業にも出会いやすくなる。
ADHDの方に向いている仕事は、以下の3つだ。
WEBデザイナー・アニメーター・イラストレーター
ADHDの方には、以下のようなクリエイティブな仕事が向いている。
- WEBデザイナー
- アニメーター
- イラストレーター
なぜならADHDの方は、人とは異なる独創性や豊かな発想力を持つからだ。
さらに興味のあることに対して高い集中力を発揮するので、デザインやイラストに関心のある人なら長時間の作業も楽しくこなせるだろう。
特にデザインの仕事は在宅勤務やフレックスタイム制(自分で出退勤の時間を決められる)など、柔軟な働き方を選びやすいのも魅力だ。
決まった時間に出勤するのが難しい方や、早起きが苦手な方にも働きやすい。
営業職
ADHDの方には営業職も向いている。
ADHDの方は行動力が高く、フットワークが軽い。
思い立ったらすぐに行動に移せるので、スピード感や判断力を重視する営業にぴったりだ。
好奇心の幅も広いため、深い知識で顧客を満足させることだろう。
ただし、関心が持てないものに対してはせっかくの行動力も活かされない。
求人を探す時は、自分が興味を持てる商材を扱っている企業を選ぼう。
プログラマー・エンジニア
ものづくりやITに関心のある方なら、プログラマーやエンジニアもおすすめだ。
自分の意思を最後まで貫くこだわりの強さで、妥協のないものづくりができるだろう。
ただしプログラマーやエンジニアの仕事では、チームでの協力やコミュニケーションを求められることも多い。
転職をする際は働き方やチームの雰囲気、配慮の程度を確認しよう。
得意・不得意を補完し合えるようなチームなら、ADHDの良いところを最大限に活かすことができるはずだ。
コミュニケーションが苦手な方は、経験を積んでフリーランスとして独立するのもいいだろう。
ADHDに向いていない仕事3選
ADHDの方にあまり向いていない仕事は、以下の3つだ。
それぞれ詳しく解説する。
秘書・経理・事務・総務
ADHDの方はスケジュール管理やマルチタスク、業務の優先順位付けが苦手とされている。
そのため、秘書や経理・事務・総務といった仕事はあまり向かないだろう。
ミスや物忘れなどの悪い特性が目立ってしまい、つらく感じてしまう可能性がある。
中には事務系の仕事で活躍している人もいるが、周りの理解やサポートが不可欠となる。
事務系の仕事を希望する場合は、仕事の進め方や職場環境、ADHDの方の勤務実績があるかなどを十分に確認しよう。
接客・サービス業
複数の作業を同時にこなす必要のある接客やサービス業も、ADHDの方にはあまり向かないだろう。
優先順位付けが苦手なので、重要なタスクを後回しにしてしまったり、急ぎでないものに没頭して時間をうまく使えなかったりと苦労することが多い。
しかし、接客やサービス業は日頃から接する機会も多く、求人も多いため、「やってみたい」と感じることもあるだろう。
接客・サービス業に挑戦するなら、アルバイトなど自分のペースでゆっくり慣れていけるような雇用形態で挑戦するのがおすすめだ。
工場のライン作業
「単純作業なら誰でもできるだろう」と思うかもしれないが、ADHDの方に単純作業はおすすめできない。
なぜなら興味の持てない繰り返し作業は、ADHDの方にとってもっとも辛い業務だからだ。
気が散ってしまい、効率が著しく低下する。
ただし作業そのものが「興味の持てるもの」であれば例外だ。
ADHDの方は興味のあるものに対して優れた集中力を発揮するため、細やかな作業でも難なくこなせるだろう。
ライン作業の仕事を紹介された時は、自分が興味が持てるかを基準に考えよう。
やりたい仕事が見つからない時の対処法
向いている仕事がわかっても、「やりたい仕事が見つからない」という方もいるだろう。
やりたい仕事が見つからない時は、転職エージェントに相談するのがおすすめだ。
転職エージェントでは、これまでの経歴やスキル、得意・不得意から自分にどんな仕事が向いていそうか判断してくれる。
ADHDの転職支援実績の多い転職エージェントなら、あなたと似た傾向のある方がどのような職場で活躍しているか知れるだろう。
ADHDの転職にとって重要となる、職場環境や周囲の理解・配慮の度合いなどの情報も詳細に得られる。
「仕事がうまくいかない」「転職を繰り返してしまう」「転職に自信がない」という方は、下記の転職エージェントを利用してみてほしい。
ADHDの人が転職エージェントを賢く利用する3つのコツ
ADHDの方が転職エージェントを賢く利用するコツは、以下3つだ。
それぞれ詳しく解説する。
自分の特性・性格を把握する
大切なのは、自分の特性や性格を把握することだ。
以下の項目について考えてみよう。
- 得意なことは何か
- 苦手なことは何か
- 褒められたことは何か
- 失敗したことは何か
- どのような環境が過ごしやすいか
- どのような環境が不快か
- なぜ転職したいのか(なぜ前職を辞めたのか)
紙に書き出すと整理しやすい。
家族や周囲に聞いてみるのもおすすめだ。
特に「苦手」「失敗」「不快」を把握できると、同じ環境でつらい思いをしなくて済む。
できれば、転職エージェントとの面談前にやっておこう。
面談時にキャリアアドバイザーへ自分の特性・性格を伝えることで、より自分に合った求人紹介を受けやすくなる。
ADHDの知識がある転職エージェントを選ぶ
ADHDの知識がある転職エージェントを選ぶのも大切だ。
転職エージェントにADHDの知識がないと、適切な求人紹介ができない。
企業側にもあなたの正確な情報を伝えることができず、必要な配慮を求められないかもしれない。
できれば、「atGP」や「エージェント・サーナ」のように障害者の転職に特化した転職エージェントを使おう。
特化型でない転職エージェントを使う場合は、「ADHDに理解のあるキャリアアドバイザーに担当してもらいたい」と伝えるといいだろう。
なお、ADHDの診断がおりていないグレーゾーンの方は、障害者特化型の転職エージェントが利用できない。
その場合は「ブランク可」「未経験可」の求人の多い「ハタラクティブ」や「DYM就職」がおすすめだ。
研修やサポートが充実した求人が多いので、ADHDグレーゾーンの方が働きやすい環境が見つかるはずだ。
2〜5社の転職エージェントを併用する
転職エージェントは最低でも2〜5社利用しよう。
転職エージェントは、それぞれエリアや業界・職種、年齢層などで得意・不得意がある。
担当するキャリアアドバイザーにも合う・合わないがある。
複数登録して求人紹介を受けてみて、「使いやすい」「求人紹介が自分に合っている」「相談しやすい」と感じた転職エージェントを1~2社に絞って利用しよう。
ADHDの人が転職するための5ステップ
ADHDの人が転職するための流れを紹介する。
勤務地や業界・職種、年収、勤務条件などの希望条件を具体化しよう。
思いつかない場合は、転職エージェントで求人を見てから考えてもいい。
転職エージェントに登録しよう。
まず3~5社登録し、自分に合うと感じた転職エージェント1~2社に絞って利用すると効率的だ。
履歴書・職務経歴書を作成する。
応募書類は転職エージェントで添削してもらえるので、おおまかな概要を書くだけでもかまわない。
転職エージェントと対面もしくは電話・オンラインで面談を行う。
これまでの経歴や希望に沿って、求人の紹介を受ける。
転職への不安や疑問があれば、このタイミングで相談しよう。
紹介された求人に応募し、選考を受ける。
日程調整や選考の合否は転職エージェント経由で伝えられるので、企業と直接やりとりすることはない。
【まとめ】ADHDならではの特性・性格を理解した転職エージェントを利用しよう
ADHDが原因で転職を繰り返している方や、仕事に自信を失っている方は多いだろう。
改めて、ADHDの症状について確認しておこう。
注意欠如・多動症(ADHD)とは、発達水準からみて不相応に注意を持続させることが困難であったり、順序立てて行動することが苦手であったり、落ち着きがない、待てない、行動の抑制が困難であるなどといった特徴が持続的に認められ、そのために日常生活に困難が起こっている状態です。12歳以前からこれらの行動特徴があり、学校、家庭、職場などの複数の場面で困難がみられる場合に診断されます。
NCNP病院 国立精神・神経医療研究センターより引用
ADHDの転職で大切なのは、上記のような特性・性格を理解し適切な求人を紹介してくれる転職エージェントを利用することだ。
ADHDでも活躍できる職場はたくさんある。
本記事で紹介した転職エージェントを利用し、快適に働き続けられる職場をぜひ見つけてほしい。
初めての転職や就職でどうしたらいいかわからない場合は大手転職エージェントと、業界トップクラスの求人を扱う「atGPエージェント」がおすすめだ。
【Q&A】ADHDの転職についてのよくある質問
ADHDの転職についてよくある質問は以下の通り。
- ADHDであることは転職エージェントに伝えた方がいいですか?
-
ADHDであることは、できるだけ転職エージェントに伝えた方がいい。
ADHDを隠していると、自分に合った求人紹介を受けられない可能性が高いからだ。
ただの「苦手」であれば努力や工夫次第で乗り越えられるかもしれないが、「ADHDの特性ゆえに苦手」なことは努力だけでは難しいこともある。
採用する企業側も、ADHDとわかっていれば仕事の割り振り方や周囲の環境を整えることができる。
どうしてもADHDを隠して転職したい場合は、自分の特性・性格を十分に分析し、転職エージェントに伝えるといいだろう。
求人を選ぶ時も、職場の環境や働き方について具体的に質問し、自分が快適に働けるか慎重に判断しよう。
- ADHDは転職で不利ですか?
-
ADHDの転職は、一般的な転職よりも苦労が多く感じるかもしれない。
しかし、ADHDだからこその特性を活かして活躍している人も多い。
障がい者雇用に特化した転職エージェントであれば、ADHDの方が転職しやすい職場が見つかるだろう。
求人を出す企業側もADHDであることを承知した上で選考を進めるので、無理に隠す必要もない。
「転職に不利だからADHDを隠したい」と考える人もいると思うが、長く安定して働ける仕事に就くためにも、ADHDであることは伝えた方がいいだろう。
- 転職を繰り返す「ジョブホッパー」なのですが、それでも転職エージェントを使って転職できますか?
-
転職を繰り返す「ジョブホッパー」でも、転職エージェントを使って転職できる。
ただし、リクルートエージェントやdodaなどの総合型・大手転職エージェントでは転職回数が多いと求人紹介を断られてしまうこともある。
ジョブホッパーの方は、転職回数の多い方やブランクのある方向けの求人を取り扱う「ハタラクティブ」や「DYM就職」がおすすめだ。
また「atGP」や「LITALICO仕事ナビ」などの障がい者向け転職エージェントなら、ADHDゆえに転職回数が多くなってしまった事情を理解してくれる企業を紹介してくれるだろう。