HSPにおすすめの転職エージェントってあるのかな?
HSPに向いている仕事を紹介してくれる転職サービスがあればなぁ
HSPが活躍できる仕事が知りたい
転職を考えているHSPの方にとって気になるのは「HSPに合う転職エージェントはあるのか?」ということでしょう。
結論、HSPの方が転職活動をするなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントは企業情報を豊富に保有しており、HSPの方が快適に働ける職場環境を探すサポートをしてくれます。
さらに専任のキャリアアドバイザーが、HSPだからこそ活躍できる仕事を一緒に見つけてくれます。
特におすすめの転職エージェントは「マイナビエージェント」で、2023年オリコン顧客満足度No.1の実績があり大勢に支持されています。
本記事では転職エージェントに勤務していた経験を持つHSP気質の筆者が、HSPにおすすめの転職エージェントや向いている仕事、転職を成功させるためのコツをご紹介。
本記事を読めば、HSPの方が居心地よく働ける仕事や職場を効率よく見つけられるでしょう。
この記事の要約・まとめ
Q 転職を繰り返してしまうのはHSPだからでしょうか?
A HSPの方が転職を繰り返してしまう原因には、以下が考えられます。
- 合わない仕事をしている
- 職場の雰囲気が合わない
- 自分に適した仕事がわからない
上記に当てはまると、転職や就職に苦労してしまう可能性が高くなりがちです。
詳しくはHSPは転職できない?転職を繰り返してしまう原因にて解説しています。
Q そもそも転職エージェントとは何ですか?
A 転職エージェントとは、プロのサポートを受けながら効率的に転職活動できるサービス。
転職サイトの場合、自分で求人検索や応募先との交渉をしなければいけません。
転職エージェントを利用すれば、プロがあなたに合った求人を紹介してくれたり、書類添削・面接対策・交渉までサポートしてくれたりします。
HSPの方が転職エージェントを選ぶコツを参考にしてください。
Q 転職エージェントは1社に絞った方が良いですか?
A 転職エージェントは2〜3社の複数利用がおすすめ。
なぜなら転職エージェントによって掲載している求人が異なる場合もあり、複数登録すれば選択肢が広がるからです。
また各社の担当エージェントからサポートを受けられる分、自分の書類内容や面接対応の質も向上しやすくなります。
おすすめの転職エージェントを参考に、あなたに合ったサービスを利用してください。
おすすめな人の特徴 | おすすめの転職サービス |
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他の利用者から満足度の高い大手で手厚いサポートを受けたい | マイナビエージェント |
求人数の豊富なエージェントを利用したい | doda |
HSPとは?その特徴
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、『感受性が強く、敏感な気質をもつ人』のことです。
人の感情や態度・言葉による影響を受けやすく、音や光といった環境による刺激にストレスや不安、恐怖を感じやすい性質があります。
HSPでない人からすれば「些細なこと」と思われることでも、強く反応してしまうため、生きづらいと感じる方も多いでしょう。
下記にHSPの特徴の一部を挙げてみました。
- 他人の気分に左右されやすい
- 映画や本に感情移入しやすい
- 人の気持ちや感情を察しやすい
- 強い光や匂いが気になってしまう
- 些細なことに過剰に驚いてしまう
- 人混みや大きな音にストレスを感じる
- 物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
- 人の言葉や態度が気になり、なかなか忘れられない
- 人が怒られていると自分のことのように感じて傷ついてしまう
刺激に過剰に反応してしまうため、人間関係や仕事でストレスを感じやすい傾向があります。
一方で、共感力が高く、深く物事を考えて慎重に行動できるといった点はHSPだからこその強みです。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
HSPは個性のひとつ。
現在は全人口の15〜20%がHSPといわれています。
HSPの方に転職エージェントをおすすめする理由4選
HSPの転職活動には、転職エージェントの利用をおすすめします。
その理由は、下記の4つです。
職場の人数や雰囲気など細かい情報がある
転職エージェントが保有している求人票には、下記のような情報が掲載されています。
- 職場の雰囲気
- 上司のタイプ
- 部署・チームの人数
HSPの方にとって、何人くらいの部署でどういった雰囲気の職場で働くかは非常に重要です。
なぜならHSPの方は、少人数で行動できる職場の方がのびのびと働くことができるからです。
また「活気ある職場かどうか」「お昼は社員同士で集まって食べるのか」など、細かい内部情報を知れる可能性もあります。
一人での転職活動では知りえないような内部情報を確認できるのは、転職エージェントだからこそのメリットです。
面接では聞けないようなことでも、転職エージェントがあなたの代わりに聞いてくれるので安心できます。
具体的な仕事内容や求められるスキルがわかる
転職エージェントは求人企業の情報を豊富に持っているため、具体的な仕事内容や求められるスキルが明確です。
例えば同じ事務職でも、下記のように会社や求人によって仕事内容は大きく異なります。
- 一人で黙々と業務を行う事務職
- 他部署と連携をとりながら進める事務職
- 状況に応じて臨機応変に仕事をする事務職
求められるスキルに「折衝力」があるなら、HSPにはあまり向かない仕事かもしれません。
仕事内容や求められるスキルを事前に知っておくことで、入社後のミスマッチが最小限に抑えられるでしょう。
職場での評価方法を事前に教えてもらえる
転職エージェントなら、職場での評価方法について知ることも可能です。
プレッシャーの大きい状況下では、十分に能力を発揮しにくいHSPにとって、ノルマや数値による評価方法は不向きといえます。
コツコツと業務を行うことが得意なHSPが評価されやすい職場であれば、快適に長く働き続けられる可能性があります。
転職エージェントを利用することで、気になる求人企業の評価方法を把握した上で、応募するかどうかの判断ができるでしょう。
企業との条件交渉を代わりに行ってくれる
転職エージェントは、入社日や年収といった企業との条件交渉を代わりに行ってくれます。
相手のことを考えすぎてしまうHSPにとって、交渉は苦手分野ではないでしょうか。
妥協せず納得のいく転職を成功させるために、転職エージェントの存在は非常に心強いものとなります。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
転職エージェントは、企業とのやりとりを代行してくれます。
「企業から電話がくるのでは」と思うだけで、プレッシャーを感じるHSPの方でも安心。
余計なストレスを感じることなく、転職活動に集中できます。
HSPの方が転職エージェントを選ぶ3つのコツ
HSPの方が転職エージェントを選ぶ時のコツは、以下の3つです。
親身になってくれる転職エージェントを選ぶ
HSPの転職エージェント選びで大切なのは、親身になってくれる転職エージェントを選ぶことです。
転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーがあなた専任の担当者としてサポートしてくれます。
キャリアアドバイザーは、求人紹介や転職の悩みなど、あなたの転職活動を幅広くサポートしてくれる心強い存在です。
しかしキャリアアドバイザーの質は、転職エージェントによって様々。
例えばどんどん求人を紹介して、スピード感のある転職活動を進める転職エージェントもあります。
一方で求職者の経歴や希望を十分に聞いた上で、絞り込んだ求人を紹介していく転職エージェントもあります。
自分の意見を積極的に主張するのが苦手なHSPには、丁寧に話を聞いてじっくりと向き合ってくれる転職エージェントがおすすめです。
企業情報が豊富な転職エージェントを選ぶ
企業情報が豊富な転職エージェントを選ぶことも、HSPが入社後のミスマッチを防ぐために重要なポイントです。
大手人材グループ系の転職エージェントなら、グループ全体で幅広い企業と繋がっており、豊富な企業情報を持っています。
企業との繋がりが強ければ、社内の雰囲気や働き方などの細かい情報を得ることができ、HSPに合っているかどうかを判断しやすいでしょう。
求人数が多い転職エージェントを選ぶ
転職エージェントを選ぶ時は、求人数の多さにも注目しましょう。
出会える求人が多ければ多いほど、転職のチャンスが増えやすいです。
また転職回数が多い方でも、応募できる求人を見つけやすいというメリットもあります。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
転職エージェントは、保有している求人数や方針など様々な違いがあります。
自分に合わない転職エージェントを選んでしまうと、転職エージェントとのやりとりそのものがストレスになってしまうことも。
複数の転職エージェントに登録して、使いやすいと感じた会社を使うのもおすすめです。
HSPの方におすすめの転職エージェント3社
HSPの方におすすめの転職エージェントを、厳選して3社紹介します。
数ある転職エージェントの中から、下記の基準のもと「HSPの方におすすめの転職エージェント」をご紹介。
- 求人数の多さ
- 担当者の親身さ
- 企業情報の豊富さ
doda
求人数 | 22万件以上+非公開求人4万件以上(23年12月時点) |
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対応地域 | 全国 |
メリット | ・業界トップクラスの求人数 ・担当者が親身 ・幅広い地域・業界・職種に対応 |
デメリット | ・担当者に当たり外れがある |
公式サイト | https://doda.jp/ |
dodaは、業界トップクラスの求人数を保有する転職エージェントです。
下記の表の通り、求人数の多さでは業界最大手のリクルートエージェントの方が多いですが、決して少なくありません。
サービス名 | 求人数 |
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リクルートエージェント | 約36万件+非公開求人 |
doda | 約22万件+非公開求人 |
マイナビエージェント | 約4万件+非公開求人 |
また登録するだけで、dodaが保有している非公開求人の紹介も受けられます。
非公開求人とは、利用する転職エージェントに登録した人だけが紹介を受けられる求人のことで、インターネット上には公開されていない求人のことです。
さらにdodaのキャリアアドバイザーは、求職者目線で求人を紹介してくれ、相談にも快く対応してくれると評判。
転職に不安を抱えるHSPの方にとって、心強いパートナーとなるでしょう。
dodaを利用した方の口コミを、下記にまとめました。
「親身になって話を聞いてくれる」「対応が丁寧」と評判で、dodaを使ってよかったという意見が目立ちました。
HSPの方が転職活動をするなら、とりあえず登録しておくべき転職エージェントです。
マイナビエージェント
求人数 | 約4万件+非公開求人(23年12月時点) |
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対応地域 | ・首都圏 ・愛知県 ・京都府 ・大阪府 ・兵庫県 ・福岡県 |
メリット | ・担当者が親身 ・20~30代に強い ・営業職、ものづくり系、事務職に強い |
デメリット | ・求人のエリアが限られる |
URL | https://mynavi-agent.jp/ |
マイナビエージェントは、キャリアアドバイザーが親身になってサポートしてくれると定評です。
マイナビエージェントの一番の特徴は、求職者ひとりひとりにしっかりと時間をかけて向き合ってくれること。
求職者の経歴や、強み・希望に合った求人をプロの目線で絞り込んで紹介してくれます。
転職を考えていた時に、インターネットの評判を聞いて転職をサポートしていただきました。最大手に比べて求職者の数が少なく、その分、丁寧にサポートしていただけるという評判でしたが、まさにその通りでした。こちらの希望を親身になって考えてくださり、さらに担当の方の判断で確認しきれないほどの転職案をだしてくださりました。一人で考えこむ、ということがほとんどなく、まさに二人三脚。他社の意見を聞くことができるのが、こんなにも心強いものだとは、使用する前には考えもせず、とても助かりました。
転職が終わった後のサポートもとても良く、気持ちよくキャリアアップすることができました。
引用:みん評
特別なスキルがないので転職活動はすごく嫌でしたし、自信もありませんでした。ただ現職の未来があまりにないので、ちゃんと安定して働けるような会社を見つけるために転職活動をしようと決意しました。
いくつかの転職サービスを使いましたがあっさりしているコンサルの方が多く求人はたまに送られてくるものの、エントリーしても書類でダメっていう感じが続いてました。
それからマイナビエージェントに登録したんですが、親切さにビックリしました。職務経歴書をしっかり作り直してくれ、私の希望条件である安定企業っていう点をしっかり照らし合わせて求人を紹介してくれました。
さらに、求人の選考が通りやすいように、私の推薦文を経歴に沿えてくれていたようです。後から内容を見せてもらいましたが「1つの事を最後までやりとげる力、辛い職場でも粘り強く我慢して働いてきたこと人間的に信頼できて明るい雰囲気」っていう感じを送ってくれてたようです。
引用:みん評
口コミでも「サポートが丁寧」「求人の質が良かった」と評価されていました。
スピード感のある行動が苦手なHSPの方も、自分のペースを守りながら安心して転職活動ができるでしょう。
JACリクルートメント
求人数 | 約1万件+非公開求人(23年12月時点) |
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対応地域 | 全国 |
メリット | ・外資・グローバル企業に強い ・管理職・専門職に強い ・担当者が企業担当を兼任している |
デメリット | ・20代の求人が少ない |
URL | https://www.jac-recruitment.jp/ |
JACリクルートメントは、企業情報の豊富さや交渉力の強さが魅力の転職エージェントです。
JACリクルートメントが他の転職エージェントと異なる点は、キャリアアドバイザーが企業担当を兼ねていること。
企業担当とは、企業から求人を獲得し、採用まで企業をサポートする担当者のことです。
企業担当は企業に赴き、採用担当者や役員、経営者と直接話をしており、求職者と企業とを繋ぐ窓口の役割をしています。
そのため企業の社風や方針、考え方、職場の雰囲気、求める人材などの詳しい内部情報を持っているのです。
一般的な転職エージェントは、企業担当とキャリアアドバイザーが別であることがほとんど。
JACリクルートメントでは、企業担当がキャリアアドバイザーを兼ねているため、企業のリアルな情報を求職者に伝えてくれます。
職務経歴が充実していれば【あり】です。
逆の場合、紹介すらしてもらえないでしょう。
転職5回、年齢45歳、プラントエンジ一筋の経歴で1ヶ月少々で転職出来ました。
ここは、企業側と求職者側の担当者が同じなのでニーズの乖離が少なかった感じがします。また、各担当者間で情報を共有しているため紹介数が多い。書類通過率は他エージェントと比べて高かったです。
引用:みん評
私の転職希望地域では、私がこれまで続けてきたキャリアを続けられるような職種がほとんどなく、一時的に子育てのためパートに切り替えたのですが、やはり正社員で働きたいと求職活動を始めたものの大変困っていました。JACリクルートメントの担当の方は、とても親身になってくださり、私の続けてきたキャリアだけでなく、経験から可能性のある職種を紹介していただきました。別のエージェンシーの方と話していた時に、JACの担当の方のことをご存知で、その方だったらこの辺りの企業から厚い信頼を受けているから、大丈夫ですよと言われたくらいです。密な連絡もしてくださり、安心して転職活動を行えました。もし次があれば、ぜひまたお願いしたです。
引用:みん評
辛辣なご意見も多いので、担当者さんによってかなり対応が違うのでしょうか。
私には4名くらい担当がついてくださいましたが、どなたも親切で丁寧な方々でした。
やはり企業と直接繋がりのある方が担当者になってくださるので選考の進みも早く、面接はどんな雰囲気か、とか何を聞かれるか、とか面接ごとに丁寧に教えてくださいました。
面接後のフォローも丁寧で、面接でうまくいかなかったことを後からフォローしてくださったり、とても助かりました。
求人案件数は厳選されており、他社に比べるとやはり少ないのは間違いないですが、その分ハイクラスの求人をご紹介いただけるので、志向にマッチしたものが多かったです。
他にも複数エージェントを登録していましたが、こちらが一番よかったです。
ハイキャリア転職を目指されている方には特にいいのではないでしょうか。
引用:みん評
「書類通過率が高い」「可能性のある職種を紹介してもらえた」などの良い口コミがありました。
職場の環境に大きく影響を受けやすいHSPの方にとっては、具体的に働くイメージを持てるのは大きなメリット。
また管理職や専門職といった高年収の求人を多く扱っているため、企業への交渉力も高く、納得した条件での転職が可能です。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
紹介した転職エージェントでは、キャリアアドバイザーと面接の練習ができる『面接対策』も実施しています。
人前で話すことが不得意なHSPの方も、自分の実力を十分に発揮できるようになるでしょう。
30代のHSPの方におすすめの転職エージェント2社
転職エージェントは、年齢によって選び方も変わります。
ここでは、30代のHSPの方におすすめの転職エージェントを厳選して2社紹介します。
数ある転職エージェントの中から、下記の基準のもと「30代のHSPの方におすすめの転職エージェント」をご紹介。
- 企業情報の豊富さ
- 管理職・専門職の求人数の多さ
- 年収アップ・キャリアアップの実績
パソナキャリア
求人数 | 約3.3万件+非公開求人(23年12月時点) |
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対応地域 | 全国 |
メリット | ・ハイクラス求人に特化 ・管理職・専門職求人が多い ・年収アップ、キャリアアップに最適 |
デメリット | ・未経験で応募できる求人が少ない |
URL | https://www.pasonacareer.jp/ |
パソナキャリアは、ハイクラス転職に特化した転職エージェントです。
ハイクラス転職とは、管理職や専門職、年収800万円以上の求人のこと。
人材業界の中でも歴史あるパソナが運営する転職エージェントで、企業との繋がりの強さが特徴です。
企業の情報量が多く、チームの構成や各ポジションに求められる役割など、求人票にはない重要な情報を知ることができます。
自分の強みを活かしてキャリアアップ・年収アップを狙いたいHSPの方におすすめです。
type転職エージェント
求人数 | 公開求人1万件以上+非公開求人1.8万件以上(23年12月時点) |
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対応地域 | 首都圏 |
メリット | ・営業職、IT・Web系の転職に強い ・管理職・専門職専任のキャリアアドバイザーが在籍 ・女性の転職に強い |
デメリット | ・対応地域が首都圏のみ |
URL | https://type.career-agent.jp/ |
type転職エージェントは、IT・Web・ものづくり系に強い転職エージェントです。
エンジニア求人数No.1の転職サイト『type』を運営する会社の転職エージェントで、エンジニアを求める企業との強いパイプを持っている特徴があります。
一言にエンジニアといっても、働き方は様々。
企業との繋がりが強いtype転職エージェントだからこそ、HSPの方が働きやすい職場を見つけられます。
管理職・専門職専任のキャリアアドバイザーが在籍しているため、エンジニアとしてキャリアアップを狙いたいHSPの方にもおすすめです。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
転職エージェントは、会社によって年齢や業界、職種に得意・不得意があります。
自分の年齢や希望する業界、職種に合った転職エージェントを選んでください。
HSPは転職できない?転職を繰り返してしまう3つの原因
「HSPだから転職できない」「転職を繰り返してしまう」という方も多いでしょう。
HSPが転職や就職に苦労してしまう原因として、下記3つが考えられます。
上記の点を理解すると「なぜ仕事がうまくいかないのか」「なぜ転職を繰り返してしまうのか」という悩みの根本的な理由が見えるはずです。
転職を繰り返してしまわないように、本章で考えられる原因を把握してください。
合わない仕事をしている
HSPはその特性上、仕事の合う・合わないがはっきりしています。
例えば下記のような仕事は、HSPにはあまりおすすめできません。
- 不特定多数と接する仕事
- ノルマや競争の厳しい仕事
- 人との折衝や調整が多い仕事
- 素早い判断や行動を求められるスピード感のある仕事
じっくり物事を考えて取り組むタイプであるHSPにとって、考える時間がないことは大きなストレスです。
また他人の感情や態度に影響を受けやすいため、不特定多数と接する仕事や人との調整が多い仕事は疲れやすいでしょう。
プレッシャーや他人からの評価に過剰に反応してしまうHSPは、他人と競争しながら目標を達成していくスタイルはあまり向いていません。
一人で仕事に向き合って完成度を高めていくような仕事の方が、落ち着いて仕事に取り組めるでしょう。
職場の雰囲気が合わない
他人の影響を受けやすいHSPは、職場の雰囲気も重要です。
下記のような職場は、HSPにとって非常に居心地が悪いと感じます。
- 体育会系の職場
- 緊張した雰囲気の職場
- 大きい音が発生する職場
- 社員同士の繋がりが強い職場
- 大声で怒っている人がいる職場
- 周囲の目を気にする必要のある職場
音や他人の感情に過敏に反応しやすいHSPは、怒声といった感情をむき出しにした声が耳に入るのは耐えられません。
また人間関係に神経を使うため、例え雰囲気がよくても社員同士の仲が良すぎるような職場も疲れを感じやすい傾向があるでしょう。
自分に適した仕事がわからない
HSPの方が転職を繰り返してしまう一番の理由は、自分に適した仕事がわからないためです。
どのような仕事に就いてもうまくいかず「自分は何もできない」「自分がダメだからうまくいかない」と責めてしまう方もいると思います。
HSPは繊細で傷つきやすい一方、些細なことにも気づいて対応できる素晴らしい特性があります。
しかし「HSPの特性を活かした仕事をしよう」と言われても「自分はどんな仕事が向いているのかわからない」という方がほとんどではないでしょうか。
HSPの特性や強みを理解することも重要ですが、最も大切なのは、その強みを活かせる仕事に出会う手段を知ることです。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
HSPの方にとって、働き方や職場環境はとても大切。
HSPが就職や転職に苦労するのは「HSPだから」ではなく、「HSPが快適に働ける仕事を見つける方法を知らないから」です。
HSPの方に向いている仕事2選
HSPの方には、下記のような仕事が向いています。
事務職、経理職
HSPの方には、事務職や経理職が向いています。
その理由は以下の通りです。
- 正確性が求められる
- 自分のペースで進めやすい
- 人との折衝を最小限に抑えられる
- 細かい点に気づくHSPの特性が活きる
このようにHSPが自分らしく働ける要素が多いからです。
ただし事務職や経理職といっても、会社によっては他部署との関りや社内調整が必要な場合もあります。
応募する際はどのような働き方が求められる職種・業種なのか、転職エージェントで詳しく確認しましょう。
なお会社によっては在宅ワークが可能な場合もあるので、事前に転職エージェントに確認してみても良いです。
IT・Web系の技術職
HSPの方には、IT・Web系の技術職もおすすめです。
その理由は、以下の通り。
- 正確性が求められる
- じっくり考えて取り組める
- 細かい点に気づくHSPの特性が活きる
- HSPだからこそのクリエイティブな感性が活きる
こちらはHSPの得意分野を活かした働き方ができるからです。
転職して経験を積んだ後、独立して一人で仕事をしていく選択肢もあります。
「人との関わりを極力避けたい」HSPの方にぴったりな働き方といえるでしょう。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
HSPは、人との関わりが少なく自分のペースで進められる仕事が向いています。
同じ職種でも会社によって仕事の進め方や雰囲気は異なるため、どんな働き方なのかをしっかり確認してください。
HSPの方に向いていない仕事2選
HSPの方に下記のような仕事はあまり向いていません。
営業職
相手の気持ちを考えすぎるHSPの方に、営業職はあまり向いていません。
厳しいノルマや競争も、HSPの方にとってストレスとなります。
高い共感力を活かして活躍する人もいますが、人との関わりに心理的負担を感じる方は避けた方が無難でしょう。
在宅ワークしやすいIT・Web系の技術職の方が、人と関わる場面が少ない分おすすめできます。
接客業
不特定多数と接するのが苦手なHSPの方に、接客業はあまり向いていません。
共感力が高いゆえに相手の気持ちに敏感に反応してしまい、必要以上にストレスを感じてしまうことがあるためです。
接客業はスピード感が必要とされることもあり、じっくり考えて物事に取り組むことができない点もHSPに合わないとされる理由のひとつ。
数字と向き合う事務職、経理職の方が、感情面で左右されにくくなるでしょう。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
人の感情に過敏になりやすいHSPの方は、営業職や接客業などといった多くの人と関わったり交渉したりする仕事にはあまり向きません。
現在、営業職や接客業でストレスを感じている方は、別の職種への転職を視野に入れてみてください。
HSPの方が転職エージェントを使って転職を成功させる4つの方法
HSPの方が転職エージェントを使って転職を成功させるための方法として、下記4つのコツが挙げられます。
自己分析をする
転職において自己分析は非常に重要ですが、HSPの方は入念に自己分析をする必要があります。
具体的には、下記の点について考えてみてください。
- なぜ今の職場から転職したいのか
- 今の職場の何にストレスを感じるのか
- どのような仕事にやりがいを感じるのか
- どのような環境が居心地がいいと思うのか
特に今の職場から転職したい理由について十分に分析しましょう。
転職したい理由を分析すると「何が改善されれば快適に働けるのか?」が分かるはずです。
すると「どのような求人に応募すればいいのか」「どのような会社を選べばいいのか」という軸ができるので、転職活動をスムーズに進められます。
「自己分析の方法がわからない」「うまくいかない」時は、転職エージェントでも自己分析のサポートを行っています。
うまく自己分析ができない人は、担当のキャリアアドバイザーに気軽に相談してみてください。
自分の苦手な職場環境を把握する
自分の苦手な職場環境を把握することも大切です。
例えばHSPの方は、下記のような職場環境にストレスを感じやすいです。
- 体育会系の社風がある
- スピード感を求められる
- 臨機応変さを求められる
- 社員同士の繋がりが強い
- 社員同士の交流イベントがある
- 互いに監視し合うような雰囲気がある
自分の苦手な職場環境を把握することで、同じような職場環境の会社を避けられます。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、自分が何にストレスを感じるのか十分に考えてみましょう。
複数の転職エージェントを使う
転職エージェントは1社に絞らず、2〜3社程度使うことをおすすめします。
一旦3〜5社ほど登録して面談を行い、自分に合う転職エージェントを2〜3社に絞って使うと効率的。
転職エージェントは会社によって扱う求人が異なり、その転職エージェントでのみ扱っている「独占求人」も掲載。
できるだけ多くの求人に出会うためにも、複数の転職エージェントを使いましょう。
また複数の転職エージェントに登録して面談を行うことで、様々な角度から自分の経歴・スキルを分析してもらうことができます。
自分では気づかなかった強みを知ることができれば、転職活動をより有利に進められるでしょう。
自分に合うキャリアアドバイザーを見つける
自分に合うキャリアアドバイザーを見つけることも大切です。
キャリアアドバイザーはあなた専任の担当者として、求人の紹介や転職のアドバイスなどをしてくれる心強い存在。
しかし担当になるキャリアアドバイザーには、合う・合わないがあります。
人に意見を強く主張するのが苦手なHSPの方にとって、相性の悪いキャリアアドバイザーが担当になると希望をうまく把握してもらえず、条件から外れた求人を紹介されてしまいかねません。
その場合は思うようなサポートが受けられない可能性もあり、実際に勧められた求人を断りづらく、興味もないのに応募してしまった経験を持つ方もいるのではないでしょうか。
キャリアアドバイザーはコミュニケーションに長けた人が多く、HSPに理解がない人もいます。
転職エージェントを利用する上で大切なのは、しっかりと向き合ってHSPの特性を理解した上で求人を紹介してくれるキャリアアドバイザーに出会うことです。
複数の転職エージェントで面談を行い、相談しやすいと感じるキャリアアドバイザーのいる転職エージェントを見つけましょう。
なお「利用中の転職エージェントを使いたいけど、キャリアアドバイザーが合わないと感じる」時は、遠慮なく変更を依頼してください。
直接「担当者を変更してほしい」と申し出にくい場合は、問い合わせフォームやメールで依頼する方法がおすすめ。
担当者変更の依頼は珍しいことではないので、気に病む必要はありません。
元マイナビエージェント社員・ライター
inaco
複数の転職エージェントを利用し、担当者の変更依頼をするのは、相手に申し訳ないと感じるかもしれません。
しかし最も優先すべきことは、あなたが転職を成功させることです。
転職エージェント側も、ほとんどの求職者が複数の転職エージェントを使っていると考えています。
登録しただけでほとんど使わなかったとしても、気に病む必要はありません。
なお転職エージェントとの面談でやってはいけないことを下記記事でまとめているので、併せて参考にしてください。
まとめ|HSPの転職には転職エージェントがおすすめ!
本記事ではHSPにおすすめの転職エージェントや向いている仕事、転職を成功させるためのコツをご紹介しました。
転職エージェントは、HSPの方が働きやすい仕事や職場環境を効率よく見つけられます。
大切なポイントは下記の通りです。
- 自分に合うキャリアアドバイザーを見つける
- 自己分析で自分の得意分野と苦手分野を把握する
- 複数の転職エージェントを使ってより多くの求人に出会う
転職エージェント選びに迷った際は、2023年オリコン顧客満足度No.1の「マイナビエージェント」がおすすめです。
転職エージェントを上手に使って、自分らしい働き方を実現しましょう。
HSP転職エージェントに関するよくある質問
- 転職エージェントに登録したら、必ず転職しないとダメですか?
-
転職エージェントに登録したからといって、必ず転職する必要はありません。
「転職を迷っている」「自分の経歴でどんな求人に応募できるか知りたい」という状態でも利用可能です。
- 転職が怖いのですが、転職エージェントに相談できますか?
-
転職エージェントでは、転職が怖いという相談も受けているので安心してください。
「転職に失敗することが怖い」「面接が怖い」「転職を繰り返してしまいそうで怖い」といった悩みはHSPの方に限りません。
キャリアアドバイザーはなぜ怖いと感じるのかを一緒に考え、自己分析を行ったり面接対策を行ったりすることで、少しずつ転職への抵抗感を取り除いていきます。
転職に不安な方は、キャリアアドバイザーのサポートが手厚い「マイナビエージェント」がおすすめです。
- 転職回数が多くても転職エージェントは利用できますか?
-
転職回数が多くても、転職エージェントは利用できます。
ただし転職回数が多すぎたり、短期での離職が続いていたりする場合は「紹介できる求人がない」と言われてしまう可能性も。
まずは登録してみて、求人の紹介が受けられるか確認してみましょう。
本記事で紹介したおすすめの転職エージェントは幅広い求人を保有しているため、転職回数が多くても求人の紹介を受けられる可能性があります。