今回は留学エージェント、カナダ留学コンパスの末永真一様にお話をお伺いいたしました。
年間600名以上の留学をサポートしており、お客様ごとに最適な留学プランを提案することが得意とのこと。
留学会社としてのサポートから、末永さんが留学会社を設立した経緯から、ビザ、カナダ生活、キャリアアップに付いてのアドバイスなどをお伺いしました。

カナダ留学コンパス
代表
末永真一さん
京都の立命館大学を卒業後、大阪でシステムエンジニアとして勤務。その後、2002年にワーキングホリデーでカナダへ渡航。
日本商品販売店のマネージャーや語学学校のディレクターを経て、「カナダ留学コンパス」を起業し、現在に至る。
- カナダ留学コンサルタント / RCA海外留学アドバイザー
- カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家
- これまでに1万人以上の留学生をサポート
- カナダ留学情報を発信するX(旧Twitter)アカウントは、カナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1.2万人以上)
- 月間最大インプレッションは400万以上
- 「カナダ留学コンパス」のGoogle口コミは116件・平均評価4.8(2024年11月6日時点)
- 最近では、ひろゆきさんとの対談などにも出演
カナダ留学コンパスのサポート体制について
―カナダ留学コンパスの特徴を教えてください。
従来の留学エージェントのサービスは留学先の地域や学校を決めてその手続きをするだけ、留学あっせんのみに終始したものがほとんどでした。
カタログに載っている学校からなんとなく合っている学校を決めるのみ、学校が決まれば後は決められた手続きに従ってやり取りをして手配完了、渡航後も外注の現地サポート会社に丸投げで何もしない会社が多い印象でした。
カナダ留学コンパスの場合は、人生で一回しかない留学という機会をサポートさせて頂くので、数年プランで留学だけではなく人生プランも一緒に考え、その中での留学の立ち位置を考えて留学プランを紹介しています。
―具体的にはどのような点が違うのでしょうか?
いわゆる、留学あっせんではなく、留学コンサルティングとしてサービスの提供をしております。
今後の人生の中でどういったキャリア形成を望み、そのために今不足していることを把握し、それを補完するための留学プランはどういった物が良いか、そのための学校はどこが良いかなど、人それぞれにあったプランをご紹介案内していくかたちです。

カナダに20年在住:カナダに特化した留学サービスを提供
日本の留学会社の場合、他国の留学プランを並列で扱っている会社が多いですが、カナダ留学コンパスの場合はカナダのみに特化しています。
カナダに長年住み、過去多数の留学生のフォローアップをしてきたからこそ生きる知見や経験を元に、新たなお客様にほかでは真似できない異留学プランのご提案、留学サービスの提供をしております。
ビジネスパートナーに出会えたタイミングに独立を決意
― 起業のきっかけは何だったのでしょうか?
カナダ留学コンパスを立ち上げたきっかけは、ビジネスパートナーからの、”今のままでいいのか”との一言でしたね。
もともと留学会社のマネージャーをしていて、この会社ではこれ以上最適なサービスをお客様に提供できないと感じていたタイミングでしたし自分自身の成長のためにも独立を決意しました。
―独立当初はどのように事業を展開されたのですか?
独学ですけれども、ウェブマーケティングの勉強もこの頃から始めてまして、一部順調に進んだ施策があり、 ビジネスでのチャンスが増え始めました。
そこでできる範囲でウェブサイトを作ったりマーケティングを続ける中で、X(Twitter)やブログなどに注力した結果4年で今の規模まで伸ばすことが出来ました。
ー独学でウェブマーケティングを学びながら実践していったんですね
そうですね。始めたてはオフィスもなくて図書館で仕事をしていて、初めは本当に社員一人で仕事していました。ちっちゃいサイトから始めて、 問い合わせも1日に1件、2件、そこからどんどんと仕事の量に応じてスタッフも増えてゆきました。
現在はおかげさまでとても多くのお客様にご利用いただいておりますが、初心を忘れず一人ひとりのお客様に引き続き同じ熱量で対応をしており、今後渡航されるお客様に向けて、その都度情報をXなどで発信しております。

小規模の顧客から始めて今のカナダ留学コンパスの形へ
―お客様とのコミュニケーションもSNSで行っているのですか?
そうですね。コツコツとフィロワーやお客様を獲得していくにつれて、全てのお客様への対応が追いつかなくなってきた時期がありました。
ですが、その時期からお客様にはLINEを使ったチャットやツイッターでの発信を開始し、結果それほど時間差がなく対応出来ることできるようになり、現在のやり方にフォーカスしていきました。
SNS経由の連絡の場合はチャットで即レスを取れる事が一番効率も良いですし、お客さまを待たせる事もないです。
カナダ留学エージェントの口コミ評判「カナダ留学コンパス」とは?
カナダ留学のメリット・デメリットは?カナダ留学はオススメなの?
カナダでの長期滞在と就労ビザ
― 留学後の生活についてのサポートも行っていますか?
はい。カナダへ留学された後、カナダでの生活が気に入り、もうちょっと長く滞在されたり、そのまま就職するケースが結構多くあります。
その時に一番の問題なのが、ビザです。日本人はカナダでは外国人なので、就労するためには就労できるビザが必要なんですが、それは簡単にとれるものではありません。
カナダ留学コンパスの場合はそういったビザのサポートもあります。
― カナダに残って就職するためのサポートも行っているのですね
そうです。一般的に知られている方法以外にもいくつか就労できるビザを取得できる方法はあり、そういった部分をよくお客様にご紹介しています。
最近ではセカンドワーホリ=ROワーホリというのもあり、こういった制度を使うと、特にスキルがない、英語ができない日本人でも最長5年間就労できたりするんです。
カナダ式の生活やお金の流れ:生活水準
― カナダでの生活費はどのくらいかかるのでしょうか?
カナダでは留学生などはルームシェア等で滞在するのが一般的ですが、家賃は日本に比べると高額です。食費なども日本よりも高くつくことも多く、生活費は結構かかります。
ただ、一方でガッツリ稼ぐこともできるので、生活費がない状態で渡航して、現地でアルバイトをして生活費を稼ぐ留学生も多いです。
こちらのアルバイト、飲食店で働くと、給料とは別にチップももらえるんです。居酒屋など、客単価が高い飲食店だとチップだけで1日に1〜2万円ということもあります。
― 1日1〜2万円というのは、かなりの額ですね!
そうですね。日本食レストランなどでは英語ができなくても働けるところもあるので、そういうところで、しっかりバイトして、月に 4、50万稼ぐ人もいたりはするんですよね。チップだけで1ヶ月の生活費を全部賄うことも出来ちゃうこともあるんです。
以前行ったXのアンケートの場合、結構な数の人が月収4,000ドル以上稼いでいるという結果でした。
日本で高卒とか職歴無しの方の場合は、日本で飲食店などで働くのならば、同じことをカナダですれば日本の倍以上稼ぐことができるのでおすすめです。日本で例えば手取りで10〜20万位の人だったら、1年しっかりカナダで働くというプランもいいかもしれません。
一方、日本でキャリアがあってさらにお給料を稼ぎたい方に関しては、 それを捨ててこっち来るっていうのはリスクあると思いますけどね。
日本で専門職の方ならまだ下、一般的なオフィスジョブの場合、同じ仕事をカナダで見つけるのは難しいです。
ーキャリアがある方にとってはリスクも大きいということですね
そうですね。カナダでは仕事探しが難しいっていう声も一部あったんですけども、 こちらもツイッター(X)でアンケート取ってみると、 やっぱりみんな仕事が見つかったりするんですよね。
8割の人が仕事を1ヶ月以内に見つけてるアンケート結果も出ました。

バンクーバーやトロントなどは結構アジア人が多いのもあって、日本人が働きやすい環境は結構多かったりします。
職場の先輩とかが日本人だったりすると、結構困った時とか結構助けてくれたりするので、仕事もやりやすいことが多かったり。
そのため、特に都市部に関しては、仕事探しや仕事選びはそこまで難しい課題ではなくなっています。
カナダでのキャリアアップの仕方
ー留学は、日本に帰国した後のキャリアアップにも活かせるのでしょうか?
はい。1年間とか留学した後に日本に帰ってキャリアアップしていく人も結構多かったりします。
留学中に英語をマスターして、英語で仕事の経験を積む。その経歴や経験を売りにして、日本帰国後に外資系企業に就職などのケースもあります。
― なるほど。成功例も多いのですね。
カナダ留学コンパスでは留学目的や将来の方向性をきちんとはじめに確認した後に、どういったプランがいいのかを前提に学校選びをするので、留学後に日本で成功する方も多いです。
もちろん留学目的は人それぞれで、カナダで就職したいとか、日本に帰国してキャリアアップしたいとか、いろんな目的があって人それぞれです。
― 留学目的は人それぞれ違うのですね。具体的にはどのようなプランを提案されるのですか?
例えば、短期間だけの留学で英語のスコアが欲しい場合は、短期的で終わる英語試験対策の学校にを紹介しますし、日本でエンジニアの仕事をしていて海外の技術を学びたい方だった場合は、エンジニア関係の就学ができるカレッジを紹介するという形です。
ちなみに、カナダ留学コンパスにご相談頂く方の中には、実は英語だけを勉強したいって方は少数派なんです。
留学イコール英語という形に誤解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、それはちょっと違うとは考えていて。英語を使う中で自分の英語力の向上とともに、英語を使って専門知識を勉強したり、英語を使って仕事の経験を積むことで、人間力とか様々なスキルを磨くことができるんです。
― なるほど。英語はあくまでツールであり、それを使って実践的なスキルを身につけることが大切なのですね。
そうですね。英語を使って例えばマーケティングの勉強をしてゆく中で、外国のクラスメイトと一緒に課題をこなしたり、プレゼンやディベートをしたりしてゆく中で、英語力以外も色々なスキルを磨くことが出来、結果的にそれが自分の将来のキャリアに活かせたりするんです。
これからのカナダ留学コンパス。事業展開やお勧めのプラン
―今後の事業展開について教えてください。
現在はセカンドワーホリ(ROワーホリ)やコープ留学に特に注力しています。
- セカンドワーホリ(ROワーホリ)について
- カナダコープ留学について
いずれも、日本人がカナダで長期間就労するための手段として使えるプログラムです。
今後もこういった、日本人がカナダで活躍できるプランのご提案を続けていきたいと思っています。
興味のある方はぜひカナダ留学コンパスまでご相談ください。