【駒岡ウォーキング整骨院青木光基院長】「思いついたらすぐ行動」が成功の秘訣

姿勢や歩行の改善から健康づくりを支える、株式会社3TEQ駒岡ウォーキング整骨院の院長、青木光基さん。常に患者目線でいることをモットーに、患者さんに納得してもらえる医療を提供できるよう心がけています。

今回は青木さんに、ご自身の整骨院を開業するまでの道のりや、仕事をするうえで大切にしていることなどをお聞きしました。

株式会社3TEQ 駒岡ウォーキング整骨院
院長
青木光基さん

1991年生まれ、神奈川県横浜市出身。柔道整復師(国家資格)やフットケアトレーナー資格を持つ。整骨院勤務6年、整形外科勤務4年の経験を経て、2021年に駒岡ウォーキング整骨院を開業。「歩行を変えて、全ての人の健康をサポートする」を信念に施術を行う。

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健康に暮らすための予防医学の大切さ

私は、「歩行を変えて、全ての人の健康をサポートする」という信念をもって、駒岡ウォーキング整骨院を開業しました。具体的には、施術×運動のハイブリッド施術や、AI歩行システムによる歩行分析を取り入れた施術を展開しています。また、患者さん一人一人の足に合わせた、オーダーメイドのインソールを作成するなど、足の施術を得意としています。

健康に生活するためには、歩行がとても大切です。足は体全体の土台ですから。土台の部分がちゃんとしていないと、膝や腰に負担がかかりやすくなってしまいます。そんなことから、私は予防医学という観点で、歩行の指導や、インソールの作成を行っています。

椎間板ヘルニアの経験が進路選択のきっかけに

私自身、高校生までずっと野球をやっていたのですが、中学3年生の時に椎間板ヘルニアになり、手術を経験しています。当時は「手術をしたからもう治ったよね」という考えで、リハビリもせずに過ごしていたら、手術から1年後に再発してしまったんです。この経験がきっかけで、予防医学に興味を持つようになり、高校卒業後は柔道整復師の道に進むことを決めました。

高校卒業後は3年間専門学校に通いましたが、学校で3年間勉強してから、研修に入るというのが通常の流れですが、私は学業と並行して、整骨院で研修を受けていました。学校の勉強だけでなく、早く臨床も経験しておきたいと思いまして。他の人よりも早くスタートラインに立ちたかったんです。

転職をしたことで経験値が上がった

卒業後は整骨院や整形外科などで経験を積みました。約10年の間に3回ほど転職をしたのですが、元々、30歳で開業するというビジョンがあったので、20代のうちにできるだけ多くのことを経験しておきたかったのです。自分の柔道整復師としての引き出しを増やすという意味で、積極的に転職活動をしていました。

いろいろな職場を経験して成長したかった

柔道整復師の業界特有のことなのかもしれないですが、一つの職場に長く留まっていても、できることや担当させてもらえることが限られていて、これは自分にとってあまり良くないと思っていたんです。例えば、最初の医院では主にマッサージをやっていたので、患者さんの体に触れる機会は多くありました。しかしそれだけではなく、患者さんの病態を把握するための知識の習得も、ちゃんとしておきたいと思うようになったんです。そういったことから、最初の整骨院で4年勤めた後は、整形外科での勤務に挑戦しました。

整形外科に移ってからは、環境がガラリと変わりました。整骨院とは違って、整形外科では骨折などの外傷も診察するので、患者さんの病態に関してかなり学べることが多かったです。しかしその一方で、リハビリに関してはあまり実践することができなかったというところがあります。限られた施術時間の中で、十分な運動療法を提供することが難しかったです。患者さんと少しお話しして、「日常生活、気をつけてくださいね」と言って帰すだけになることもありました。患者さんに対して、もっと満足のいく施術をしてあげたいというのが私の思いだったので、また整骨院で勤務することにしました。

プロスポーツ選手のサポートをしたことも

次の整骨院ではご縁があって、女子プロゴルファーの専属トレーナーをさせていただきました。選手は試合で体を痛めてしまっていて、次の予選会に出られないかもしれないという状況だったのですが、そこで私が施術に入らせてもらって、結果的にスイングができるまでにコンディションが戻ったんです。無事に予選会を通過することができました。全国ツアーにも同行させてもらって、本当に貴重な経験でした。

インソールで人々の足の悩みを解決したい

青木光基さん

いろいろと経験を積んでいく中で、今後自分が主にやっていきたい施術の方向性が見えてきました。それがインソールだったんです。インソールには即効性がありますし、予防医学という観点からも、施術に取り入れていくといいなと思いまして。

インソールの作成を学ぶために、足の施術を専門としている整形外科に転職しました。そこではインソールを作成できるようになったことはもちろんですが、日本靴医学会で論文を発表させてもらうなど、有意義な経験ができました。

開業後、経営方針を早めに軌道修正したことが成功のカギ

そして30歳を区切りとして、2021年4月に自分の接骨院を開業しました。ただ、開業すると決めた後にコロナが流行し始めたんですね。そのような中で開業するのは不安でしたが、周りにも「開業する」と宣言していたので、もうやるしかないと。

開業当初は大変でした。私自身の理想もあって、足に特化した整骨院ということを前面に押し出していたのですが、全くお客さんが来なかったんです。よくよく考えると、整骨院に来る方の大半は、腰痛に悩んでいる方がほとんどなんですね。そこで、まずは整骨院のあり方を見直そうと思い、基本的な肩・腰の施術に力を入れました。そこから信頼を得られた患者さんに、「足の症状も診れますよ」と伝えていくといった流れを作りました。

いいと思ったら即行動

本当は当初から、「足の施術をたくさんやっていきたい」と意気込んでいたのですが、やはり経営をしていくにあたっては、患者さんの需要にも応えていかなければならないと、早い段階で気づくことができて良かったです。1年かけて考えた経営方針を3日で変えました。私、思い立ったらすぐ行動する性格なんですよ。

早めに経営方針を軌道修正できたおかげで、開業半年後に達成しようとしていた目標に、2ヶ月で到達することができました。自分は運も良かったと思うんです。来てくださる方が皆さんいい方で。上の階に美容室があって、そこの美容師さんが、髪を切り終えたお客さんを連れてきてくれることもあるんですよ。そういったご紹介があることで、売り上げが伸びていきました。

駒岡ウォーキング整骨院は、患者様の視点に立った施術を提供

青木光基さん

一度来てくださった方には、リピーターになってもらいたくて。リピートしたくなるような仕組みづくりを意識してやっています。他の整骨院では、問診と施術だけというところが多いと思うんですね。当院では姿勢の状態を撮影して、患者さんに実際に見てもらっています。写真を見ながら説明を聞いてもらうことで、自分の姿勢に気づけるし、施術を受けて治るイメージも、持ってもらいやすいと思うんです。また、AIの歩行システムを使って自分の歩き方を見てもらうということもしています。このように視覚から情報を取り入れてもらうことで、施術の必要性に納得してもらえるよう工夫しています。

患者さんの立場に立って考える

柔道整復師は職人的な仕事なので、意識しないとつい主観的になってしまいがちだと思うんです。私は施術をするにあたって、「自分自身がやってもらって納得できるか」ということを常に考えていて。客観的な視点を忘れないよう心がけています。

共に働く仲間に出会いたい

今の悩みですが、当院は最寄り駅から離れていることもあってか、求人を出してもなかなか応募してくれる方がいないんです。なので、私たちと一緒に働きたいと思ってくれる方が、今後少しでも増えればいいなと思っています。運動指導のスキルや、インソール作成の技術も習得できるかと思うので、ぜひ一度来てみてほしいです。

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